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雑学

割れない割りばしはタダの木だ

2020年6月15日

ある日コンビニでもらった割りばしが割れなかった。

あたりまえのことがあたりまえになると人間意識しないもの

割りばしは割れるものという固定概念が私の理解力を妨げる

そもそもこれだけ細い木片を二つに割るためにはそれなりの機構が存在していないと不可能

おおよそ割れない原因は分かっていたものの本当にそんなことがあり得るのかとしばらく思考が停止した。

なぜ割れなかったか(実際の画像)

お分かりいただけるだろうか・・・?

割れるであろう部位に木の溝はあるものの、

 

切り込みが一切ない。。。

 

これでは私がいくら怪力を持っていても箸としての機能を残した割り方はできないと思う。

 

アタリなのかハズレなのか・・・

 

ただ時間は過ぎ、カップラーメンはノビ続ける。

 

製造過程のどこでミスったのか

 

そもそも割りばしを作る過程はどのくらいあるのか?

 

専門家ではないがざっとまとめてみる。

 

ちなみに今回参考にさせていただいた動画はyoutubeにアップされている下の動画である。

出典:youtube(サイエンスチャンネル)

 

時間があればすべて見ていただきたい。

 

日頃から身近にある割りばしの誕生の瞬間を目の当たりにできるであろう。

 

では、工程を検証してみる!

 

1.玉切り

まず原木を手ごろなサイズに切断する。

どうやら割りばしを縦に並べて2膳分の長さに切るらしい。

ここではまだ丸太を作る作業なのでエラーの発生のしようがない。

 

2.ロータリーカッターによるカット

この過程では原木を加工しやすいように蒸してから大根のかつら剥きの様にスライスしていく。

あんなに硬そうな丸太がいとも簡単に薄い木の板になっていく・・・

人間の技術というのは素晴らしいものだ。

 

3.裁断

間違いなくこの裁断という工程でエラーが起きている。

先ほどのyoutubeにアップされていた動画を見ていただきたい。

4:35辺りだろうか?

 

割りばし製造過程出典:youtube(https://youtu.be/nimRtz_lUpc)

上の図で②と④が割りばしが割りばしたる所以である割る割れ目w

 

このカットが何らかの理由でできていなかったのであろう。

 

しかし、4枚の刃が同時に切れ込みを入れたりカットしたりするこの製法で

 

果たして今回のようなエラーが起こるかは不明である。

 

これとは異なる製造方法をとっている製造元のものなのかもしれない。

 

4.目視による不良品の排除

ここで、人間の目による不良品の選別が行われる。

 

形が悪いものや木の節があるものはここで排除される。

 

しかし実際に動画を見てみると、とんでもない数の割りばしを一気に選別されている。

 

節や曲がりなら分かるが、切れ込みがないだけでは一見異状なく見えてしまうのでパスしてしまうかもしれない・・・

5.面取り加工

紺色らいおんさんによる写真ACからの写真

最後に割りばしの形を整える。

 

一言に割りばしといっても色々な種類があり

 

この最後の面取りの際にいろんな種類に生まれ変わるようだ!!

 

主なものには

元禄(ゲンロク)
天削(テンソゲ)
利久(リキュウ)
小判(コバン)

などがあるようだ。

なかなか割りばしも奥が深いものである。

 

割りばしが割れない時の対処方法

 

私のように割りばしが割れない時、

怒りや憎しみを感じてはいけない!

 

『私がこれを引き当てたおかげで、ほかの誰かが割れない割りばしの被害から免れたんだ!』

こう考えよう。

 

そして素直にもう一度コンビニに行って割りばしをもらおう!

そして、もらった瞬間に割れる割りばしか確認しよう!

 

ついでにカップラーメンも買いなおして作り直そう!

 

くれぐれも店員さんに文句は言わないように・・・

誰かが悪いわけではない、

強いて言うならば

何かの間違いでしょう・・・

 

おわり

 

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