バレーのお見合いの原因と練習法のアイキャッチ

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バレーボール

バレーのお見合いの原因と改善のための練習を考える

バレーボールをプレーしていて、小学生のチームや初心者の多いチームでよくあるのが『お見合い』ですよね!

『お見合い』という言葉はバレー業界でまるでバレー用語のように当たり前に使われていることからも、いかに頻度が多いミスであることが分かると思います。

さて、お見合いをした後に指導者はよく

『声を出せ!』

とお決まりのセリフを言いますが、

本当に声を出すだけでお見合いは無くなるのでしょうか?

この記事をオススメしたい人

・バレーのお見合いを少なくしたい

・お見合い防止に有効な指導がしたい

バレーのお見合いには必ず原因がある!

早速ですが、お見合いの原因は何でしょうか?

声を出す、声をかける、だけでいいのでしょうか?

トミー
トミー

いいえ、それだけではお見合いは起こり続けます!

お見合いの原因は大きく以下の三つあると思います

お見合いの原因

・そもそもの守備範囲が狭い

・声の出し方(コミュニケーション)が悪い

・ポジショニングが悪い

まずこの3つについて考察してみます。

記事の後半では改善策、指導法も解説していますので、

是非最後まで読んでください!

【お見合いの原因1】そもそもの守備範囲が狭い

そもそもレシーブスキルが低くて守備範囲が狭いと、守備範囲以外のボールは取れません。

「おねがーい!」

と、他の選手にレシーブをお願いしても他の選手も同じ程度の守備範囲であれば、双方の間の誰も取れないスペースにボールが落ちます。

複数の選手が

「おねがーい!」

って言って落ちるので見た感じはお見合いに見えます!

しかし、根本的に“誰も取れない場所にボールが落ちただけ”なのです。

【お見合いの原因2】声の出し方(コミュニケーション)が悪い

聞き耳を立てる男性

声を出してボールをとる意思表示、とらない意思表示をするのが基本です。

小学生の指導をしているとよく

「とるときはハイ!とらないときはお願い!といいましょう」

と指導します。

そうすると子供たちはハイ!お願い!といえるようになります。

が・・・・

レセプションで二人の間にボールが飛んできそうなとき、

二人同時に『ハイ!』

と、それだけ言ったらどうなると思います?

2人がぶつかってレシーブが乱れるか、

どっちもが遠慮してお見合いします!

逆に二人同時に『お願い!』

と、それだけ言ってしまうと、もうリカバリーできません。

例え足元にボールが飛んできても、一回お願いって言ってしまうと

自分のプレーはその時点で終わってしまうので取れませんw

声の出し方、コミュニケーションのとりかたを練習する必要があります。

【お見合いの原因3】ポジショニングが悪い

レセプション、チャンスボールの処理とも、プレイヤーの構える位置が適切でないとお見合いしやすくなります。

極端にいうとライトバック、センターバック、レフトバックが横一直線でレセプションするとお見合いする確率が高くなります。

また、ポジショニングに関連して、コートの中のどのあたりを誰が拾うか、このケースでは誰が拾うべきかが明確になっておらず、

“取りやすい人が誰でもいいので取る”

みたいな感じだとお見合いが多くなります。

ポジショニングをしっかりすることで、

自分のボールか判断できなくてもとりあえずボールに向かって動けるようになり、

お見合いをする確率がぐんと減ります!

お見合いを防ぐバレーの練習法

【改善法1】守備範囲を広げる練習

レシーブできる範囲を広げる練習をしましょう。

基礎的なフォームはもちろんですが、

ポイント

1、一歩目の出し方
2、ステップで落下点に素早く移動する

これを改善するだけでも大きく変わります。

一歩目の出し方は以前紹介したスプリットステップの記事を参考にしてください!

レシーブができない子はスプリットステップができていない!?

続きを見る

スプリットステップができるだけで、初動が明らかに改善します!

また、初心者や小学生はどうしても足(フットワーク)より先に手だけがボールに向かってしまいます。

そんな時は一度レシーブをする事をせずに、単純に飛んできたボールを正面でキャッチするとよいです!

『レシーブしなきゃ!』

という気持ちがどうしても手だけをボールにリーチしてしまうことにつながるので、

まずは足を動かす!ステップをする事を心掛けてみてください!

最後に小学生や女子プレイヤーは特に筋力が弱いため、

サポーターを使うレシーブの練習も行うべきです。

サポーターについては以下の記事を参考にしてください!

バレーボールにサポーターは必要か?

続きを見る

【改善法2】声だけでなくジャスチャーや動きでコミュニケーションをとる

自分のボールだと思ったときから、レシーブするまで声を出し続けてみてください。

『はいはいはい』『オッケーオッケー』

なんでもいいです、自分がとるぞ!というのを伝え続ける練習です。

また、自分のボールか判断が難しい場合はサーブを打たれた瞬間にとりあえずまずボールの方向に動きましょう。

明らかに自分の方向に飛んできてないと分かったら、

レシーブする人を指さすなどのジャスチャーをしながら『おねがーい』といいます。

少しでも自分のボールか迷ったら落下点に向かい続ける、

自分がとると決めたら周りを制止するように手を広げるなどのジャスチャーも良いでしょう!

最後まで自分がとるか分からない場合は次の改善法が参考になります。

【改善法3】お見合いをしにくいポジショニングをとる(レセプションする人数を減らす)

そもそもお見合いをしにくいポジショニングがあるのです

それは、レセプションする人数を少なくすることと、

横並びにならないことです!

例えば、6人でレセプションをすると、お見合いの可能性がある部分(赤の破線)は下の図のようになります。

一人一人の守備範囲を広げて、仮に3人でレセプションすると下の図の通り、

お見合いポイントは2か所に限定されます。

しかし、これでも赤矢印の様に動くとぶつかったりお見合いするので・・・

上図のように横並びにプレイヤーが並ばないようにします!

バツ印の位置にボールが飛んできた場合、お互いがぶつかる懸念が無いので

プレイヤーは二人とも矢印の方向に動いてどちらでも取れる位置に入れます!

前のプレイヤーが急に取るのをやめた場合でも後ろにカバーに入っておく動きができます。

ポジショニングだけでかなりお見合いが防げると思います!

【まとめ】とはいえ、プロでもお見合いしますw

お見合いはバレーでよく起こるミスであり、非常にもったいないミスです!

声を出せば起こらないかといえばそうではない、トップクラスのプレイヤーでもお見合いはあります。

なぜお見合いが起こったのか、次はどうするべきかを考えながら練習する必要もあるでしょう!

チーム内でのディスカッションをすることで、自分のレシーブを担当する範囲を明確にしていくことで、

もったいないお見合いを少なくしていきましょう!

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