バレーを一生懸命がんばっているのに、思うような結果が出ない。プレーができない。
そんなとき、いちばん悔しいのは子どもですが――実は親のほうも胸が痛むものです。
「なんであの子だけ試合に出てるの?」
「うちの子もがんばってるのに…」
そう感じるのは、きっとどの保護者も通る道です。
この記事では、努力が報われないと感じている子どもに、親がどう寄り添い・支えるかをまとめました。
焦らず、責めず、信じて見守る。
その小さな積み重ねが、子どもの大きな力になります。
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なぜ「努力が報われない」と感じるのか

「努力しているのに結果が出ない」――それは子どもにとっても親にとってもつらい瞬間です。
でも、実際には「努力=すぐに結果」ではないのがスポーツの難しいところ。
バレーボールはチームスポーツなので、どんなに上手くてもポジションやチーム構成、監督の方針によって出場機会が左右されることがあります。
また、成長のスピードにも個人差があり、「今は伸びる途中」の場合も多いです。
だからこそ、親が意識したいのは
「今の努力が未来につながっている」と信じて見守ること。
今は芽が出ていなくても、努力を重ねている子は必ず土台ができています。
焦らず、その積み重ねを認めてあげましょう。
小・中・高校生の子どもがいる親として・・・
私は小・中・高校生の子供がおり、それぞれバレーをしています。
小学生のうちは本人はたとえ練習試合であれ単純に試合に出たい!点を取りたい!勝ちたいという時期です。
中学生になると試合内容や相手に合わせたポジショニング。チーム内での人間関係など単純に試合結果ではないところで悩むことも多いように思います。
また、高校生になるとある程度自分の能力を客観的に評価できるようになり、チーム内での役割に対して悔しい気持ちがある中でも受容することができるようになります。
私の経験からやはり声の掛け方はそれぞれの年代の特性によって変えることも必要だと思いいます。
親がかけてあげたい言葉・避けたい言葉
頑張っても結果が出ないとき、子どもは「自分なんてダメだ」と思い込みやすくなります。
そんなときこそ、親の一言が大きな支えになります。
かけてあげたい言葉

「あきらめずに努力することが、自分やチームのためになってるんだよ」
「今のがんばりは、あとで必ず力になるよ」
「思うようにいかなくても、あきらめずに続けてるのがすごいことだよ」
結果を評価するよりも、“過程を認める言葉”が子どもの心を支えます。
また、技術や身体能力が劣っていても、
「声の大きさならピカ一だよ!」「その笑顔がチームを盛り上げてるよ」「一生懸命応援してるね」
など、小学生は特にいいところを伸ばしてあげる褒め方、声のかけ方も重要ですね!
避けたい言葉
「もっと頑張らないと」
「やる気あるの?」
「あの子はできてるのになんでできないの?できるはずだよ!」
このような言葉は、励ますつもりでもプレッシャーに変わってしまうことがあります。
子どもはもう十分、自分で悔しさを感じています。
だからこそ、「比べず、否定せず、見守る姿勢」を意識しましょう。
親が“見守る”というサポート

子どもが落ち込んでいるとき、親としては「どうにかしてあげたい」と思いますよね。
でも、バレーの上達もメンタルの成長も、子ども自身が時間をかけて気づいていくものです。
親ができるのは、
ポイント
・話を聞いてあげる(アドバイスより「うん、そうなんだね」で十分)
・家ではリラックスできる時間をつくる
・成績や結果以外の話題を意識して出す
そして、口には出さなくても「信じている」という空気を伝えること。
子どもはその安心感があるからこそ、もう一度前を向くことができます。
報われない努力の時期は、実は“親の見守り力”が一番試される時期なのかもしれません。
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