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介護保険

【通所系サービス】冬場の稼働率低下を食い止める!

2020年11月18日

デイケア・デイサービスなどの通所系サービスを提供する事業所にとってつらい時期・・・

それは冬でございます。

地域によっては積雪によって送迎が大変という問題もあるでしょうが

全国的にどの事業所でも陥る問題・・・それは

稼働率低下

ではないでしょうか?

この記事はこんな人にオススメ

・冬場の稼働率低下に悩んでいる
・稼働率低下に対して有効な手段が分からない

【通所系サービス】冬場の稼働率低下をなんとか食い止める!

こちらの参考図をご覧ください。

私の事業所の稼働率グラフです。

参考ですので縦軸の数値は削除してありますw

このグラフを見ても1月~3月頃の稼働率が毎年激減しているのがお分かりいただけると思います。

では稼働率低下の原因は何か?

主な原因は以下の3つだと考えます!

稼働率低下の原因

・入院、施設入所が増える

・体調不良が増える

・モチベーションが低下する

一つずつ解説していきましょう

・入院、施設入所が増える

冬場は独居生活の高齢者にとって大変な時期なんです。

室温・湿度の管理が難しく、すぐに体調を崩してしまう。

肺炎などを併発して入院される方が多くなります

また、それを心配してなのか冬の間は老健などへの入所やショートステイの利用が増える

入院、安全に安心して生活できるよう、冬の間は施設で過ごすという方が増えると稼働率が大きく落ち込みます。

 

・体調不良がふえる

入院までいかなくても、体の不調を訴えられてキャンセルが多く出るのもやはり冬の時期です。

風邪、インフルエンザなどの感染症や関節痛の悪化など

寒さによっていろいろな体調変化が起こります!

 

・モチベーションが低下する

冬じゃなければ少々の体調不良ならデイに来られることもあるかもしれません。

ちょっと体調悪いし、わざわざ寒いのに外出したくない・・・

冬はやはりその寒さから外出したくない・面倒臭いとモチベーションが低下してしまいます。

 

稼働率低下を食い止める方法

原因は大体わかった!

では、これらの原因に対してどのような対策があるでしょうか?

 

今回は特別に、今ご覧のテレビの前のあなただけに

私たちが実際に行っている対応策をご紹介いたしますww

その対応策とは

・代替え利用を必ずお伺いする

・利用曜日を増やす

・送迎車、デイルームの環境を改善する

です!

では詳しくご伝授いたします!!



 

代替え利用を提案する

代替え利用とはキャンセルされた分、ほかの日に参加してもらうことです。

これは冬場に限ったことではなく、通年この対策は行っています。

例えば

『火曜日は受診の為休み』

と連絡をいただいた場合、

『それでは次の日の水曜日にこられませんか?』
トミー
トミー

となるべく提案するようにしています。

 

その時に提案通り代替え利用できなくても構いません!

いつでも代替え利用できるという認識をご本人、ご家族、ケアマネージャーに持ってもらうことが必要です!

 

その甲斐あってか、今では逆に本人・家族から代替えの依頼がしていただけるようになりました!

 

利用曜日を増やす

『冬の間は自宅では寒いのでデイケアに来ませんか?』

みたいな感じでお誘いし、

冬だけ週2利用を週3に増やす感じで提案したりしてます。

 

冬場は定員に余裕ができてしまっているのでその穴を埋める感じですね!

 

ま、大前提として利用者が自宅で有する能力に応じて可能な限り自立した日常生活が送れる!

そのためのサービス利用なので、必要のない、目標のない闇雲な利用はしないようにしましょうw

送迎車・デイルームの環境を整備する

送迎車・デイルームが快適に過ごせる環境になるようにしましょう。

暖房で暖かくするのはもちろんですが、新型コロナ対策で換気を徹底しないといけないので、

場合によってはエアコンだけでなく、デイルームにストーブなどを設置して底冷え対策をしましょう。



 

ひざ掛けやこたつがあるデイサービスもありますよね!

 

とりあえず居心地がよいと思っていただくことが重要です!

 

【通所系サービス】冬場の稼働率低下をなんとか食い止める! まとめ

毎年のことですから冬場に入る前から新規利用者の申し込みの調整をして稼働率減少への対策をしているつもりですが、

なかなかカバーしきれないのが現状です。

ただ、このコロナ禍の中、少しでも稼働率を維持して経営難を乗り切りましょう!!

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