シーバスはバレやすい。
初心者のころはほんとに、バラしまくりましたw
もちろん今でもバラします。
かかった魚が大きければ大きいほどばらしてしまったショックは計り知れません。
先日、間違いなくランカーサイズをバラしたときなんかその場に座り込んで動けなくなったもんねw
ここではそんなバラしをどうすれば少なくできるかを自分の経験と色々調べた結果から導き出していこうと思います。
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シーバスをばらさない!ドラグ設定と合わせの仕方を考察
広義の『バラす』
まず広義の『バラす』とは・・・
一度かけた魚に逃げられてしまうこと
と定義しましょう。つまりラインブレイクやネットから逃げてしまうランディングミスも含まれます。
場合によっては記念撮影をしようとした際にポロっと魚を落としてしまう、なんてこともあるかもしれません。
魚がこちらの意図しないタイミングで逃げてしまうこと。ですね
狭義の『バラす』
一方今回クローズアップしようと思うのは狭義の『バラす』。
つまりはフックオフです。
ルアーの針が外れて魚が逃げることをバラすと定義して話を進めていきたいと思います。
シーバスという魚の特徴
シーバスはルアーでの釣りが成立するフィッシュイーター
力強いファイトスタイルでルアーフィッシングのターゲットとして人気があります。
春から秋にかけてはエサ(ベイト)を捕食するためにシャローエリア(浅瀬)に回遊することが多く、陸からルアーで狙うことができます。
特にエラ洗いはシーバスの特徴的なアクションであり大きく頭を左右に振りながら水面へライズします。
そして、シーバスはバレやすい魚ということもファイト中の良い意味での緊張感、スリルに繋がっていると思います。
フックオフ(バラし)の原因
フックオフの主な原因は次の3つだと考えています。
バラしの原因!
1.ルアーの重さと遠心力
2.口切れ
もちろんこれらが複合することもありますし、
一つの原因がもう一つの問題を誘発するとも考えられます!
が、とりあえず一つずつ考察していきます!
1.ルアーの重さと遠心力
ルアーはそれ自体に重量があるので、魚にフッキングした後に魚のアクションによってルアー自体が揺れ動きます。
特にバイブレーションのように重量があり、その質量が点に近いほど、揺れ動くときの遠心力が大きく作用してしまいます。
エラ洗いのように激しくルアーを振り回されると、簡単にフックオフします。
バイブレーション系ルアーは魚を寄せる力が強く、よく釣れますが
バラしやすいルアーでもあります!
バイブレーションで魚を掛けたら、ファイト時間をなるべく短くして(ゴリ巻きw)、バレリスクを少なくしています!
2.シーバスは割と口の弱い魚
弱いと言ってもアジのように口の周囲の組織がちぎれてしまうということはあまりありません。
しかし、釣り上げた魚のフッキングした部分が口周囲の皮の薄い部分だった場合、
フックの周りの組織が伸びてフックが貫通した穴が広がってしまっているのが確認できることがあります。
前述のように重いルアーだったり、フックの先端が丸くなっている(なまくらw)と貫通部分が大きくなる印象があります!
そうなると当然フックオフしやすくなってしまいます。
3.合わせが弱い
私の場合、初心者時代に多くバラしてしまうのはこの合わせの仕方だったと思います
私も試行錯誤していくうちに初心者のころの間違った思い込みに気づいてきました。
それから、シーバスをバラすことが格段に少なくなりました!
初心者の頃の思い込み
私も初心者のころはこう思っていました。
その為、合わせをいれた瞬間にちょっとドラグが出てしまうくらいのゆるゆるドラグセッティングにしていました。
しかしこのセッティングは大きな間違いです!!
バラし対策→強力に合わせる
プロアングラーの合わせを見て考え方が変わる・・・
プロアングラーの方々の動画をyoutubeでみて勉強(?)していると、プロの人たちって一様に強烈に合わせているんです。
すべてのプロがロッド全体で強力に素早く合わせています!
とりあえず、最近一番気に入っている合わせ動画を紹介しておきます!
この動画の中の合わせ!!
coreman代表、泉博文氏の動画です。
この動画の12分08秒の部分です
見ていて気持ちいい。
豪快。がっつり。
おそらく距離のある位置でヒットしたか、このフィールドが深場だという可能性もありますが、それにしても強烈に合わせ、同時に自らも後ろに下がってしっかりフッキングしています。
もう一つご紹介しておきます!
なぜばらすのか?というところから丁寧に説明されていて、参考になるのはこの動画。
少々長いですがw
こちらはblueblue代表でシーバスゲームの世界に今では常識的なPEを広めた村岡昌憲氏です。
この動画ではロッドでいくら合わせてもフックに伝わる力は意外にも少ないということを解説されてます。
この方の理論的な考え方好きです!
この動画ではありませんが村岡氏の地形や潮の流れの考察もかなり参考になります!
両プロの共通の合わせ方
両プロの共通した合わせ方ポイントはどうやら
自らが後ろに下がりラインに直接牽引テンションをかけること
のようです。
ライン自体をロッドのアクションだけでなく直線的に自ら下がることで引っ張ることが重要のようです。
ということでドラグ設定は・・・
上記の合わせ方から導き出されるドラグ設定は
ガッチガチ
ですねw
ただし、完全に固めてしまうのではなく、ランカーサイズがヒットした場合にはラインテンションが限界に達する手前では機能してほしい。
私のドラグは直接ラインを思いっきり引っ張ればずるずると出ていく程度、あとは魚がヒットした後に、大きさによってファイト中にドラグ設定を微調整します。
素早いドラグ調整にはシマノ社のリールに搭載されているラピッドファイアドラグがおすすめですよ!
私愛用のリールにも搭載されています!
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シーバスくらいの魚であれば、いきなり走られて一気にラインブレイクなんてことはそうそうありません!!
かかってから調整で余裕です。
実際初心者のころのユルユル設定よりはキャッチ成功率は上がっているように思います。
バラしあってのシーバスゲーム
ということで、バラしを少なくすることへの探求は尽きることがありません。
ルアー、時期によって、またシーバスのサイズによっても最適な合わせ方は様々だと思います。
『バレるかも・・・!』という緊張感があってこそ、ランディングできた時の喜びはおおきいのかもしれませんね!!