小学生バレーでは試合中審判からグリーンカードという緑色のカードが出されることがあります。
さてこのグリーンカードとはどんな時に出されるかご存じでしょうか?
そして、出された場合、何かメリットはあるのでしょうか?
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小学生バレーのグリーンカードとは?
グリーンカードは試合中や試合間において、子供たちがルールやマナー、スポーツマンシップに則った言動を身につけた良いプレーヤーとなるよう育てていきたいという願いから導入されているカードです。
近年では2024年に開催されたバレーボール国際大会であるネーションズリーグでも採用されました。
またこの大会ではグリーンカードを最も多くもらったチームに賞金賞金3万ドル(約480万円)が贈られたそうです!
ちなみに男子はスロベニア、女子はドミニカ共和国でした!
小学生の場合、グリーンカードは審判や大会役員が持っています。
グリーンカードは試合が有利になる?
グリーンカードが出されたからといって、得点などの具体的なメリットはありません。
元々は小学生のバレーボールで採用されていたことからも、
フェアプレー、スポーツマンシップに則った言動を推奨するためのカードといえますね。
ただ、グリーンカードが自チームに出されるとなんだか誇らしい気分になります(笑)
バレーのグリーンカードはどんな場面で出される?
小学生のバレーボールに携わっている私が、実際にグリーンカードを出された、または出たのを見た場面をいくつか紹介します。
【ケース1】ボールタッチの自己申告
ブロックのワンタッチ、アウトのサーブに手が当たってしまったにもかかわらず、
審判がノータッチと判断したことに対して、
手に当たりました!
と自己申告した場合、グリーンカードが出ることがあります。
黙っていれば自チームの得点になるところ、
相手の得点になってしまうにもかかわらず正直に言う!
不利な判定になる場合でも正直に自己申告した場合などに出されます。
【ケース2】相手選手への謝罪、気遣い
スパイクやサーブが相手選手の顔面に直撃した時、
ネットを潜って謝りに行ったり、手を挙げて謝罪のジェスチャーをした時にカードが出たことがあります。
顔面に当たることはプロでもよくあり、国際大会でもこうした光景をよく見かけますよね!
また、相手の靴ひもがほどけているのを審判に申告した時にも出ました!
小学生バレーの場合、基本的には自チームキャプテンが審判に申告して靴ひもを結ぶ時間試合を止めてもらいます。
相手選手への気遣いがフェアプレーと認められた事例ですね!
【ケース3】コート外での良い行動
小学生バレーでは試合以外でもグリーンカードが出ることがあります。
応援を頑張っている、ラインジャッジを一生懸命頑張った、会場の施設を丁寧に使用したなど、子供たちの良い行動を評価されます。
バレーボールをプレイ中だけでなく、コート外でも子供たちの善い行いを推奨する目的があります。
グリーンカードはどこで購入できる?
グリーンカードは日本小学生バレーボール連盟のHPで購入できます。
グリーンカード – 日本小学生バレーボール連盟
jeva-web.com
一枚単位で購入できますので、持っていない方はぜひ手に入れましょう!
地方の小さな大会などではイエローとレッドカードしか審判台にセットしてない事もあるので(笑)
個人で持っておくことをオススメします!
【まとめ】グリーンカードを持ってフェアプレー精神を育てよう
子供たちがスポーツを通して身体だけでなく相手を気遣うフェアプレー精神を学んだり、
礼儀やスポーツマンとしての健全な心を学ぶことは非常に大切なことです。
大人である我々がしっかり導いていくためにもグリーンカードを積極的に活用していきましょう!